初心者にとって一番よくない計画は、初日は気合いが入るのに、四日目にはもう続けられないものです。
始めたばかりなら、どれだけ追い込めるかを証明する必要はありません。一週間を終えて、まだ続けたいと思えること。そのほうが大事です。
この計画は一日八分です。忙しい日にも入り、体に基本動作を覚えさせるには十分な長さです。しゃがむ、押す、股関節を使う、片脚で支える、体幹を保つ、呼吸する。まずはそこからです。
この一週間のルール
各セットは限界の二回手前で止めます。終わったあと、体が起きた感じがあれば十分です。倒れ込む必要はありません。
動きはゆっくり。フォームに気づける速さで行います。形が崩れたら、そのセットは終わりです。初心者に必要なのは疲労よりも、分かりやすい体の感覚です。
できれば毎日同じ時間に行います。朝でも昼休みでも夜でも構いません。大事なのは時刻ではなく、始めるきっかけを固定することです。
一日目:基準を知る
三周行います。
- 自重スクワット、八回
- 壁腕立て、八回
- ヒップリフト、十回
- デッドバグ、左右六回ずつ
休みたいときは休みます。今日は試験ではありません。どの動きが自然で、どの動きがぎこちないかを見ます。
二日目:歩く、ゆるめる
十から二十分歩きます。速くなくて大丈夫です。自然に呼吸できるくらいのペースにします。
歩いたあと、足首、股関節、肩を二分ほど動かします。小さく回すだけで十分です。運動は毎回きついものではない、と体に伝える日です。
三日目:片脚の安定
二から三周行います。
- リバースランジ、左右六回ずつ
- 斜め腕立て、六から八回
- 膝つきサイドプランク、左右十五秒ずつ
- 股関節を折る練習、八回
股関節を折る練習では、手を腰に置き、お尻でドアを閉めるように後ろへ引きます。腰が丸くなるなら、動きを小さくします。
四日目:回復も練習
二日目と同じように歩きます。体が軽ければ、二十秒だけ少し速く歩く時間を三回入れます。
何もしない日ではありません。回復もトレーニングの一部です。体が適応する時間を作っています。
五日目:全身の小さな循環
三周行います。
- スクワット、十回
- 腕立てのやさしい変化、八回
- ヒップリフト、十二回
- ゆっくりしたマウンテンクライマー、二十歩
マウンテンクライマーは静かに行います。腰が跳ねたり肩が落ちたりするなら、速度を下げます。
六日目:簡単なほうを選ぶ
この一週間で一番やりやすかったメニューをもう一度行います。各動作は難しい版ではなく、簡単な版を選びます。
これは大事な練習です。自分が続けられる選択をすること。継続は、毎回一番きつい選択をすることで作られるわけではありません。
七日目:振り返る
十分歩きます。そのあと三つだけ書きます。
- 一番気持ちよくできた動作
- 一番ぎこちなかった動作
- 始めやすかった時間帯
次の一週間を作るには、それで十分です。フォームが安定していたところだけ、少し量を増やします。
まとめ
初心者の一週間は、自分は始められるし戻ってこられる、という証拠を作る時間です。
八分は妥協ではありません。きれいな出発点です。